フィリピンと台湾の間を抜けようとしている台風19号ウサギちゃんの影響で、東側はべったりと静かなのに、ヤップ島の西側の海は大時化になってきた。そして西側の海辺に立つと、けっこうな南西風が吹きぬけていて、ココヤシの葉も吹き流しのようだった。
雲が厚くて夕日はどうかなと思ったけれど、それでも沈む陽が一瞬、雲の下に顔を出して輝いて、それからお日様は、ストンと水平線上の雲の下に落ちるように埋もれていった…こんなとき、「ああ地球は丸いんだな」ってあらためて感じられるね。
その帰り道、オオオカガニがたくさん道路を横切っていた。「ああ、今夜は中秋の名月だったっけ!」 でも残念ながら、日の沈んだ空から...